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バックアップ未完了になる思いがけない要因とは?

この記事のポイント

  1. タイムマシン機能をファイルサーバー(余ったmac)で利用している方向けの記事です
  2. USB外付けハードディスクで運用している方には当てはまりません。
  3. ファイルサーバーで運用している方にも当てはまる可能性があります。

きっかけは「バックアップ未完了」の通知でした

macosSonoma-backup-not-complite.jpg

バックアップ先のmymac.localはネットワーク越しのファイルサーバー(余っているMacBook Pro)です。

  1. MBAのタイムマシンのバックアップ先として、ネットワーク越しのMacBook Pro[mymac.local]に接続した外付けハードディスクを利用しています。MacBook ProはmacOS Catalinaです。
  2. 今までエラーもなく、かなり安定していました。
  3. 今回は、状況がおかしいです。MBAのシステム環境→Time Machineから、mba-timemachine – mymac.localを右クリックしても、グレーアウトで検証ができません。
    (今すぐバックアップ作成、バックアップ検証、ともにグレーアウトでした)

MBAのFinderからmymacを確認してみると→未接続状態

Finderでmymacを表示してみると未接続状態でした。

ただ、mymacはログインできます。普通に操作も可能な状況で何か異常が発生している感じはありません。
またMBAからsshログインもできるのでネットワーク系の異常が発生しているわけでもなさそうです。

別のアカウントで接続するボタンをクリック、現状維持のアカウント、パスワードで接続しようとしても、接続できません。

原因は?

つい先日までタイムマシンは動作していました。突然のことです。このような状況で何を疑うべきでしょうか、

  1. macOS SonomaとmacOS Catalinaの相性問題?macOS Sonomaのアップデートでネットワーク越しのバックアップ機能に何かしら変化があった?
  2. そういえば、長いことmacOS Catalina再起動していません。これが原因でしょうか?

思いついたのはこんな感じでした。

実際は、とても単純な気づきから復旧することができました。

改めて、気づき、違和感は重要ですね

sshでmymacにログインした際、なんとなくdateコマンドを打ち込んでいました。

mymacの時刻、7、8分進んでる?

ことに気がつけました。

ntpdは動いていなんでしょうか?(mymacで確認したところ時刻同期する設定になっていました)

ファイルサーバーとして利用する関係上、ファイルサーバーの日付と利用側の日付はほぼ同一が望ましいですよね。

mymac上で、timedプロセスをkillしました。

dateコマンドで時刻を確認したところ電波時計とほぼ同一時間となりました。

まとめ:今回はタイムマシン(ファイルサーバー)とクライアントの時刻が一定以上異なると接続できないことが原因

mymacを表示していた未接続のFinderでしたが、時刻問題が解決することで接続状態になり、mymac上のフォルダ、ファイルを確認できるようになりました。

また、MBAのシステム環境→Time Machineのmba-timemachie – mymac.localディスクもバックアップの検証が行える状況に復旧しました。

しばらくそのまま待つと、バックアップが開始されました。

今回のまとめ

  1. mac間の時刻が異なる場合、Finderから接続できない場合がある。初めて知りましたよ。
  2. 古いmacOS Catalinaは時刻同期プロセスが正常動作しなくなる場合がある。その場合はtimedプロセスをkillすることで復旧できる
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