PR

USB3.0HUBを経由してUASP接続はできるのか?

Mac セルフパワー&バスパワー対応のUSB3.0ハブを購入するならどれがいい?」の記事で
トランセンド TS-HUB3K
を購入しました。

手元に届いたので、まずは外見から・・・

  • 外箱にMade in China
    Transcend-TS-HUB3K-01
  • 本体とUSBケーブルとACアダプター
    Transcend-TS-HUB3K-02
    ACアダプタは、
    ModelNo. : WA-18Q12R
    INPUT: 100-240V 50-60Hz , 0.5A MAX
    OUTPUT: 12V 1.5A
    (こちらもMade in Chinaデス)
  • 本体は以外と小さめです。(タバコの箱より一回り小さい)
    比較のため、iPhone5(無印)と一緒に撮影しました。
    Transcend-TS-HUB3K-03
    Transcend-TS-HUB3K-04
    高さは、2.5inchハードディスクケースと同等でした。
  • 用途がよくわかっていませんが、AC電源、プラグの部分が脱着可能でした。
    Transcend-TS-HUB3K-05
    ACアダプタの真ん中ぐらいに押しボタンがあります。そこを押すと外せました。
    通常がっちりはまっているので、外れる事はなさそうです。
  • 気になるUASP対応HDDをTS-HUB3Kにつなげてみる

    CenturyシンプルBOX 2.5 USB3.0 SATA 6Gを接続しました。
    グリーン色で発光しています。当然ながらUSB3.0で接続できています。
    Transcend-TS-HUB3K-06
    Transcend TS-HUB3K本体もLED(ブルー)で接続状態が分かります。
    USB3.0なのか、USB2.0なのかは、LEDでは識別できないようです。
    (右下がUSB3.0、それ以外はUSB2.0接続の状態です)
    ちなみに、右上から順に、USB2.0フラッシュストレージ、
    USB3.0外付けHDD、USB2.0外付けHDD、USBマウスのレシーバをつなげています。

    SuperSpeed接続できます。

    このMacについて→詳しい情報をクリック→システムレポート…を開いて
    ハードウェア、USBを開く
    Transcend-TS-HUB3K-08
    USB 3.0 Hi-Speedバスの下にUSB2.0Hubが表示されて、USB2.0接続の機器が表示されます。
    USB 3.0 SuperSpeedバスの下にUSB3.0Hubが表示されて、CS24U36G(CenturyシンプルBOX2.5 USB3.0 SATA6G)が表示されます。

    OSX(Mavericks)側の認識も当然ながらUSB3.0となっていることが確認できます。

    UASPを使っているのかどうかを確認する方法

    すこし、あやふやな気がしますが、以下情報をもとに確認してみます。
    http://fortysomethinggeek.blogspot.jp/2013/04/osx-mountain-lion-108-uas-uasp-usb.html
    カーネルドライバ(IOUSBAttachedSCSI)を読み込んだかどうかで判断する方法のようです

    El Capitan以降、UASPに対応しているかの確認方法が変更になっています。詳しくはこちらで確認方法を確認できます。

    1. すべての機器をHUBから外します。
    2. システムレポートのファイルメニュー→表示の更新でシステムレポートの内容を更新します。
    3. ソフトウェア→機能拡張を選択します。
      拡張機能名 IOUSBAttachedSCSI 読み込み済みが「いいえ」であることを確認します。
      拡張機能名 IOUSBMassStorageClass 読み込み済みが「いいえ」であることを確認します。
    4. まずは、確認のため、USB2.0外付けHDDを接続し、ファイルメニュー→表示の更新をクリックします。
      拡張機能の読み込み済みかを確認します。
      IOUSBAttachedSCSI 読み込み済みが「いいえ」であることを確認します。
      IOUSBMassStorageClass 読み込み済みが「はい」であることを確認します。
      USBMassStorageClassが「はい」になっています。
    5. USB2.0外付けHDDを取り出して、UASP対応シンプルBOX2.5を接続します。
      拡張機能の読み込み済みが「いいえ」になるには、少し時間が必要なようです。(1分ぐらい)
    6. ファイルメニュー→表示の更新をクリックします。
    7. 拡張機能の読み込み済みかを確認します。
      IOUSBAttachedSCSI 読み込み済みが「はい」であることを確認します。
      IOUSBMassStorageClass 読み込み済みが「いいえ」であることを確認します。
      IOUSBAttachedSCSIが「はい」になっています。
      Transcend-TS-HUB3K-09
      どうやらUASPでやり取りできているみたいです。

結論としては、
Transcend TS-HUB3K+UASP対応HDDはUASPでやり取りできる
ということみたいです。

性能はMacBookに直接つなぐより速いのでした。

不思議なことに速度低下はあまりないです。
というより、平均的には、速いです。
(直接つないでIOUSBAttachedSCSIが「はい」であることは確認済み)

Blackmagicdesign でstress 5Gにてテストしてみました。

Trascend TS-HUB3K経由(USB3.0+UASP)
  Write Read
最高 120.0MB/s 128.0MB/s
平均 116.0MB/s 121.0MB/s
最低 98.0MB/s 114.0MB/s
mac直接接続(USB3.0 + UASP)
最高 121.4MB/s 127.5MB/s
平均 101.1MB/s 119.8MB/s
最低 100.2MB/s 117.9MB/s

UASP+HDDではなく、SSDにすると真価を発揮するものと期待できます。

バスパワーでは、USB HDDは動きませんでした

Nanoトランシーバー+USB2.0HDDの場合、

電流が足りずにHDDが落ちることがありました。
(スピンの音がして、止まるを繰り返す。危険な感じでした)

USBHDD1台のみであれば、生きていました。

が、これではHUBの意味がないので、

USBHDD+複数のUSB機器を接続する場合は、AC電源は必須のようです。

UASPを使っているのかどうかを確認する方法【High Sierra/Sierra/El Capitan】

ここまでご紹介したのはMavericksのころの確認方法です。El Capitan、Sierra、High SierraとOS X、macOSとOS自体のバージョンが上がり、確認方法が変わっていまいした。
これら新しいmacOSでは、IOUSBAttachedSCSIは常に「いいえ」になっていました。UASPを使ってるのか、使っていないのかを確認には、ioregコマンドを使い、IOUSBMassStorageUASDriverを探す方法で確認できるようです。
参考:https://discussions.apple.com/thread/6164330

ioregは階層表示でドライバ類の依存関係を確認することができます。
$ ioreg | less
これでioregの結果をlessで表示させることができます。lessコマンドは、/を入力すると検索する文字列を指定することができます。/USBリターンと入力してみてください。USBの関連のトップ階層に移動できます。(Ctrl+f/bで表示をスクロールさせることができます)

接続したストレージの名称(StoreJetとかElementとかディスク全体の名称)で探すこともできます。
この階層のどこかにIOUSBMassStorageUASDriverがあれば、UASPを使っていることになるそうです。

IOUSBMassStorageUASDriverは、ストレージの階層の下にあることから、ストレージ自体のドライバとして使われていると考えられます。HDDを接続してもこのIOUSBMassStorageUASDriverは存在しませんでした。SSDを接続したところ以下のような出力を確認することができます。
SSP2
+-o StoreJet(<=ディスク全体の名称)
 +-o IOUSBHostInterface
  +-o IOUSBMassStorageInterface
   +-o IOUSBMassStorageInterfaceNub
    +-o IOUSBMassStorageDriverNub
     +-o IOUSBMassStorageUASDriver
・・・
       +-o StoreJet Transcend Media

この記事のMacBook Proは、High Sierraにアップグレードしています。UASPケースとUSB3.0HUBを接続した状態でioregで確認してみましたが、IOUSBMassStorageUASDriverの存在見つかっていません。

IOUSBMassStorageUASDriverがUASP対応ドライバなのか、本当のところはApple公式で情報を見つけられなかったので不確かです。UASPに対応している表記がないUSBハブにSSDを接続してみました。IOUSBMassStorageUASDriverはありました。

現時点では、IOUSBMassStorageUASDriverは、USB外付けSSDの場合、利用。USB HDDの場合は使われない、というった位置付けのドライバーではないかと思っています。

この方法は、HUBがUASPを使ってるのか?の確認には使えないと思っています。m(_ _)m
本当に確かな方法は見つかっていません。

何か情報ありましたらコメントいただけると幸いです。

タイトルとURLをコピーしました